過ぎゆく時間の中で
- naganolabtcue
- 2022年12月28日
- 読了時間: 4分
12月28日、年末真っただ中ですね、本日が仕事納めの方々も多いのではないでしょうか。私も行政官時代はそうでした。いまの職業では、仕事納めがあるのかどうかすらわかりませんが、明後日には、一旦終わろうかと思っております。
今日は、片付け・掃除と、書けていない原稿を仕上げに、研究室へ。お昼にいつものように土手を歩きにいきましたら、近隣の人に挨拶されてしまい、温かい気持ちになりました、ありがとうございました。
この4月に高崎へ移ってきまして、学内でのレクチャーや研修など無しにスタートしましたため(あってもなくても変わりませんけども)、手探りでやってきました。時間の経過の速さに戸惑う日々を送りつつ、過ぎゆく時間の中で、オモシロイ連中との出会いや、仲間になってくれる連中との出会い、きっと私の代わりに活躍してくれるであろう連中との出会いなど、4月からの9か月間のそれぞれの出会いに感謝をしたいと思いました。
そう、今年は出会いがひとつのキーワードとなりましたね。
出会いと言えば、恋があげられます。先日、都市経営論という3・4年生の講義の冒頭で、「みんな恋してるかー?」からスタートしまして、受講生が微妙な顔をしていたのが忘れられません。何が言いたいのかというと、人と出会って恋をするのと同じく、分野や領域と出会って恋をする、という事でしてね。私にとって、世界中の都市との出会いはまさしく恋の始まりですし、都市政策・都市計画という分野や、ユニバーサルデザインという領域、地域デザインという新しく作り上げた新領域、これらの分野・領域に恋をしているわけです。
誰かを好きになってしまうと、その人のことを考えて苦しくなってしまう女性は多いと思います。好きな女性の前では、ダサい自分をみせたくない一心でカッコつけてしまう男性もまた多いはずです。そう、恋は、人を成長させますし、誰かを想うことは、幸せと切なさを経験させてくれる、ほかにはない出来事となります。分野や領域と出会い、恋をするのも、また同じような状況になることがしばしばあります。どれだけもとめて好きになった分野であっても、そうした仕事であっても、苦しみが続いたりするものです。そして、苦しみを乗り越えると、ほかでは得られない達成感というご褒美をくれるのもまた、恋する分野ゆえなのかもしれません。出会ってしまった以上、しかたがありません、好きになってしまったのであれば、好きでいればいいのではないでしょうか。そして本気にならないと振り向いてくれないのもまた、恋する分野ゆえのものなのかもしれません。
皆さんも、そのようなハートが熱くなる分野・領域と出会ってください。そして恋をしてください。つらくなったら、くるしくなったら、そして迷ったら、そっとあなたの背中を押したり、隣で手を握るのもまた、私の仕事です。
さて、今年は本当によく働きました、疲れました笑
なんだかんだ、人と相対する仕事となりますため、本当にパワーを使います、ぎりぎりまでパワーを使い続ける仕事でしてね。12月は、完全にガス欠だったと思います。そんな中で、何人かの大事な人に迷惑をかけてしまったり、心配をかけてしまったり、傷つけてしまったりと、大人としてダメだな、と反省があります。己を責めるときは冬のように厳しい心で、という四季の詩があります、少し自分を責める時間を作りたいな、と思います。そんな自分もまた、自分なのだと私は受け入れています。40を過ぎて、ようやく自分を好きになれた気がしています。10代は夢中で若さという生を駆け抜け、20代は何者になれるかわからず戸惑いながら背伸びをして、30代はひたすら仕事をして子供を育てて、そして身体を壊して倒れて、、、40代に入り、どの要素もすべて自分を構成するパーツで、どの自分も生として受け入れないと、逆に生きていてもったいないのではないか?時間は待ってくれないし、ただ過ぎてゆくだけでは、あまりに切ないな、と思えてから、大きく人生が変わったかもしれません。年末に、考える機会を持てたことに、感謝したいと思います。
皆さん、恋をしてください。たくさん恋をしてください。
たくさん悩んで、たくさん苦しんで、たくさん涙をながして、そしてたくさん笑ってください、過ぎゆく時間を大切に。
(たまには自分が写真で登場しないといけないですね)



Comments