運命を切り開くとは
- naganolabtcue
- 3月16日
- 読了時間: 4分
更新日:3月17日
今年も3月後半にはいりました、卒業シーズンですね。
私の娘が、先日中学校を卒業しました。4月から無事に高校生になれます。
たかが3年間、されど3年間。この3年という時間の過ごし方で、人の人生は大きく変わります。何かに真剣に打ち込むことができる期間、それは青春の時間にほかなりません。
大人になり、働き始めると、3年は一瞬で通り過ぎます。
働くだけで精一杯の日々です、生きるとは、日常的な生活を自分の責任で行うということ。
その責任を全うする中で、仕事以外の何かに打ち込める時間は、ほんのわずかなものになります。
20代、30代と、今を生きている若者の皆さんは、きっとこんな事を思うのではないでしょうか。
あの時、もっと頑張っておけばよかった。あの時、もっと何かをやっておけばよかった。
そのような「やらなかった後悔」をする人は、多いかと思います。
色々とやらかしてしまったけど、あの時のことがあるから、今がある。
やらかしてしまった後悔など、大したものではありません。
やらなかった後悔のほうが、はるかに自分を苦しめます。
でも、若いあなたなら、まだまだこれから、多くのやらかした後悔をして、自分の人生を良きものにできます。
やらなかった後悔を避けて、思ったことをやってみてほしい、そう思います。
失敗など、気にする必要はありません。
しかし、「教わる側」である若い皆さんは、教えてくれる人のルールをしっかりと尊重する義務を負っていることを、決して忘れてはいけません。教えてくれている人の時間(命の時間)を使わせてもらうわけですから。
それを何とも思わない人には、決してなってはいけません。
「人生はあっという間に過ぎ、いつ終わるかわからない」
50歳ちかくなると、本当に身に沁みます。
突然に明日がやって来なかった人を、これまで何人も見てきました。
「また明日もやってくる」
それは本当に幸運なことだと思います。
私も40代後半になり、時間との闘いに明け暮れる日々です。
いつ、今日で人生が終わるかもしれない、そんなことを考えながら、
大事な命の時間を消費する日々です。
だからこそ、この年齢になっても、私はやりたいことを全部やる、と決めています。
会いたい人には、無理をしてでも会いに行くと決めています。
ほしいものは、あらゆる手段を駆使して手に入れられるよう努力すると決めています。
お金は、どうとでもなる、そう思って使いきると決めています。
家族との時間は、何が何でも最優先すると決めています。
自分の評価は、自分ですると決めています。
自分の命は、自分の選んだ場所で使い切る、そう決めています。
「自分で決める」ということ、
それが、自分の人生に責任をもって生きる、ということです。
「落ち着いたら、お金ができたら、時間ができたら」
そんな日々は、やってきません。
やりたいことは、すぐにはじめてください。
会いたい人には、無理をしてでも会ってください。
どうしても欲しいアイテムは、頑張って買ってください。
他人の目など気にせず、相手にどう思われるよりも、自分がどう思うかを考えてください。
4年生諸君、キミたちの4年間は、どんな時間でしたか?
友人と過ごした思い出もあれば、
人間不信に陥るような辛い出来事に苛まれることもあれば、
誰かのせいにしたり、人を妬んだり、人に対して嫌悪感をしめしたこともあれば、
新しい世界に触れ、たくさんの学びがえられたこともあれば、
好きな人と出会えたり、嫌になって離れたり、
お金がなくて苦しんだり、
やりたいことが見つからず、自分に絶望したり、
色々な時間を過ごしたのではないでしょうか?
そして、私と過ごした時間は、あなたにとってどんな時間でしたか?
ある作家が、こんなことを書いていました。
-アサガオは、朝の光を受けて咲くのではない
-冷たい空気と夜の闇が、開花をもたらす
-私たちは、悲しむこと、涙をながすこともまた、大切なこと
生きるとは、そういうこと。
運命を切り開くとは、そういうことです。
あなたの人生が、幸福に包まれることを祈っています。
改めて、4年生諸君、卒業おめでとう。
Congratulations on your graduation.
I wish you all the best in life.
I love you Guys with all my heart.

Wishing you all the best from London

ロンドンの街の楽器屋さんの前で
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