会える時に会っておこう
- naganolabtcue
- 2023年1月22日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年11月22日
最近、好きなミュージシャンや俳優たちが旅立ってしまい、とてもさみしい気持ちになっています。ジェフ・ベック、高橋幸宏、水木一郎、渡辺徹、三遊亭円楽、アントニオ猪木、、、
それだけ自分も年齢を重ねたのか、という客観的な自分と、もうそっちへ行ってしまうの?という主観的な思いがオーバーレイしています。
私もここ数年、会いたい人、会うべき人、会っておかないといけない人、との別れが続いていました。また会えると思って高をくくっていた、自己中心的な考えであることに、後悔の念を覚えた瞬間でもありました。
・きっとまた会えるだろうし
・そのうち会おうよ
・縁があればまた会うことになるだろう
・会おうと思えばいつでも会えるし
・いま忙しいからまた今度でいいか
・時間ができたらそのうち会おうよ
・また今度
etc...
など、よくあるありふれたフレーズです。
しかし「そのうち」なんて来ないことはわかっていますし、「また」「いつか」「こんど」「いつでも」「すぐに」も、実現できない事だったりします。
今年は、
「会いたい人とは無理をしてでも、いますぐに会う」
「自分の時間を使いたい人を選ぶ」
「自分の時間は、自分の選んだ場所で使い切る」
というテーマ・課題を自分に課したいと思います。
誰かと会って話すことは、いつでもできる、ごくありふれた日常でしかないように思えます。いつか会えればいいや、そのうち会えるだろう、と後回しにしてしまうこと、私たちはよくやってしまっていますよね。それが大事な人であればあるほど、向き合うことが怖いときもありますし、会った先に何がまっているか、怖くてフリーズしてしまうこともあるでしょう。けれども、その「いつか・そのうち」は、明日消えて無くなってしまうかも知れない。
I have to meet when I can. 会える時に会っておこう、そう心から思いました。
さて、先日(1月20日)、久しぶりに東京都庁へお邪魔してきました。
大島町(伊豆大島)さんの地域公共交通の再編の関係で、交通まちづくり・地域デザインという両面から私の知見が欲しい、ということで、お話を伺いまして。
ちょうど、出身研究室の後輩が管理職でおりまして、彼とも久しぶりにお会いして、談笑できましたし、何よりも、行政官時代に10年にわたって外部と交渉・協議を一緒にやっていただいた長尾部長さんにも、およそ8年ぶりに再会できました。本当に、お互い元気なうちにお会いできて、とても嬉しかったです。私が行政から大学へ移ったことを、とにかく喜んでくれた人でもあります。残された時間で、何かお仕事をご一緒したいものですね。
だんだんと、会えなくなる人が増えていくこと、これは致し方ないことなんだと、心のどこかでわかっていたとしても、「時間」を理由に会いに行かないのは、もったいないなと思います。
時間は自分で生み出すもの。取り返しのつかない後悔は、したくないものですね。
近くにいる大事な人、なかなか会えないけれども会いたい人、もう会えないけれども会いたいと願う人。
みなさん、「会う」ことを恐れないで、そして面倒に思わないで。
Let's meet those I want to meet before it's too late.
(手遅れになる前に、会いたい人に会おう)



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